AI翻訳のスピードとコストメリットに、プロの品質をプラス

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AI翻訳、“どこまで使えるか”悩んでいませんか?
私たちは20年にわたる高品質な人手翻訳の
経験をもとに AI翻訳を用途とご予算に応じた
最適な品質に引き上げます。

AI×人のハイブリッド翻訳サービスは、「機械翻訳を使わない 人の手による高品質翻訳」を掲げ、約20年間にわたり翻訳の品質にこだわってきたタウ・トランスレーションが新たに提供する、AI翻訳のポストエディットサービスです。

人間翻訳にこだわってきた実績と信頼

タウ・トランスレーションは「100%人間翻訳」にこだわり、2025年現在で約20年にわたり世界中の多国籍企業様、公共機関様、研究機関様から高い評価をいただいてまいりました。
しかし、近年のAI翻訳の進化は目覚ましく、その圧倒的なスピードと低コストは大きな魅力となっています。
その一方で、お客様からは「意味が通じない」、「致命的な誤訳がある」といった課題から、「AI翻訳のスピードとコストにより魅力を感じているが、品質にはまだ不安がある」という声も多く聞かれるようになりました。
AI×人のハイブリッド翻訳サービスは、こうした課題を解決するために誕生したAI翻訳のポストエディットサービスです。長年にわたる翻訳実績で培った「文脈を読み解く力」と「言葉を選ぶ力」を活かし、不完全なAI翻訳をプロの品質に引き上げます。
AI翻訳には、膨大な文書であっても瞬時に翻訳できる「即時性」と、人間翻訳に比べて大幅な「低コスト」という2つの揺るぎないメリットがあります。AI×人のハイブリッド翻訳サービスは、こうしたAI翻訳のメリットを最大限に活用し、お客様のビジネスを加速させるお手伝いをいたします。

ポストエディットとは?

AI翻訳のポストエディット(PE)とは、AIが翻訳した文章を、人間であるプロの翻訳者がチェック・修正し、品質を向上させるサービスです。AI翻訳の成果物をそのまま使うのではなく、人間が最終的な仕上げを行うことで、不自然な表現や致命的な誤訳をなくし、より自然で高品質な文章に仕上げます。おおよそ20~60%のコスト削減に加え、納期の大幅な短縮を実現できることが大きなメリットです。

なぜポストエディットが必要なのか? - 実例から学ぶAI翻訳の落とし穴

AI翻訳に頼ったけど
専門用語が
めちゃくちゃ…

AI×人のハイブリッド翻訳サービスを提供するタウ・トランスレーションでは、近年、”極めて至急かつ膨大”な案件において、「重要でないところはAI翻訳でいいので、大切な部分だけ人の手で訳してください」というお客様のオーダーに対応したことがあります。AI翻訳パートについては基本的に料金をいただかないかたちとして請け負いましたが、結果としてお客様のご期待に十分に応えることができませんでした。
突貫で対応した人間翻訳パートについては特に問題はなかったのですが、やはりAI翻訳パートに問題が多々あり、無保証でお渡ししているAI翻訳パートについては、お客様自身で最終チェックをしていただくしかなく、大きなご負担をおかけしてしまいました。
このケースのテキストには、一文だけで数百文字にのぼるような長文も多く含まれており、専門用語も多数使用されていました。案件の開始前に「このようなテキストのAI翻訳では文脈の誤読が発生しやすく、完全からは程遠いです」とお伝えはしておりましたが、結果はお客様側の想定を大きく下回るものでした。お客様からは「AI翻訳の信頼度を見誤っておりました」とのお言葉もありましたが、時代の流れか、このようにAI翻訳への期待値が実際の能力から見て不相応に高いケースは近年多くみられます。
AI翻訳は万能ではありません。少なくとも2025年時点の現状では、文脈を読み取れず、意味が通じないなどの致命的な誤訳や、専門用語の不統一、不自然な言語表現などが含まれるのが普通と考えた方がよいでしょう。また、AI翻訳においてもハルシネーション(AIが作り出す幻想 = 事実に基づかない、存在しない情報)も当然まぎれこみます。
とりわけ、複雑かつ非定型的な文章や文脈依存度の高いテキストには対応しにくく、AIの弱点が露呈しやすいと言えるでしょう。
以下に、具体的なAI翻訳で発生しやすい問題とポストエディットによる修正例をいくつかご紹介します。一見自然な訳文に見えるものもありますが、文脈誤読やハルシネーションによって意味が変わってしまうこともあります。

ポストエディットのBefore & After例①

特殊用語を勝手に一般化してまったく違う意味に - 報告書(日→英)

原文
当協会では、当局の支援事業を活用し、国際機関調達とその円滑な実現に重要な制度Aに関する業界内の認知度拡大に取り組んでいる。

AI翻訳のみの結果

翻訳結果

The Association, utilizing support projects from the government, is working to enhance industry-wide awareness of the importance of SYSTEM A for international procurement.
(当協会では、政府の支援事業を活用し、国際的な調達における制度Aの重要性に関する業界全体の認知度拡大に取り組んでいる。)

問題点

「国連などの国際機関による調達」を意味する「国際機関調達」という特殊用語の処理をあきらめて一般的な言葉(international procurement=国際的な調達)に置き換えてしまい、さらにそれとつじつまが合うように「その円滑な実現」をなかったことにして文章の意味まで変えてしまっている

ポストエディット後

翻訳結果

Utilizing support projects of the government, the Association is making efforts to raise industry-wide awareness of procurement by international organizations and of the importance of SYSTEM A in facilitating such procurement.

改善点

「国際機関調達」を正しく「procurement by international organizations」に変更し、なかったことにされた「その円滑な実現」に対応する「in facilitating such procurement」を追加して、原文に忠実かつ自然な訳文に調整した。

ポストエディットのBefore & After例②

安全義務の強度を弱めてしまう - 安全マニュアル(日→英)

原文
感電の危険があるため、この作業中は必ず絶縁手袋を着用してください。

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ポストエディットのBefore & After例③

文脈を読み取れずまったく違う意味に - 製品販促資料(日→英)

原文
オプションの強化フレームにより可搬向上

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ポストエディットのBefore & After例④

ハルシネーションによる誤訳1 - ニュース記事(英→日)

原文
The policy proposal outlines the need for closer cooperation between public institutions and private companies in digital infrastructure development.

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ポストエディットのBefore & After例⑤

ハルシネーションによる誤訳2 - ニュース記事(英→日)

原文
The government denied reports that it planned to raise income taxes next year.

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AI翻訳に見られる誤訳には、用途によって許容範囲と言える「不自然さ」から、「完全な誤訳」まで様々ですが、特に①や④、⑤の例文に見られるハルシネーションは、AI翻訳における最も深刻で“静かな誤り”です。文法的にも自然で意味も通じるように見えますが、実際には存在しない情報をAIが勝手に補ったり、まったく逆の意味を生成してしまっているため、用途によっては致命的な誤訳となります。
これらの誤訳はAIが「次に来る語の確率が高い単語」や「確率的にもっとも自然な出力」を生成しようとしたり、全体の流れに無理に整合性を持たせようとすることが原因で発生します。現在のところ、AIを活用するうえでこうしたハルシネーションの生成を避ける術はないと言われています。

しかし、今日のAI翻訳の圧倒的な高速性とコストメリット、そして日進月歩の進化を考えれば、お客様の選択肢にAI翻訳が入ってくることは当然のことでしょう。だからこそ、AI翻訳の現在の実力を正確に把握し、プロの目により正しい訳文に調整していくポストエディットの必要性はより高まっていると私たちは考えます。

AIも万能じゃない。
だから“人の知見”が
必要なんだな。

注意点- ご利用前にご確認ください

とはいえ、AI翻訳のポストエディットには当然デメリットもあります。

MTPEは、100%人力翻訳と比べると、統計的にはエラー混入リスクが高くなります。特に複雑な長文、文脈依存度の高い文章、文化的な背景を含む文章では、このリスクは高くなります。そのトレードオフとして、コストと納期を大きく圧縮できるオプションとして「スピードとコストを優先したい案件」の場合にご検討ください。

コストとしては人力翻訳よりは安価とはいえ、AI翻訳のみと比べると確実に高額になる。どこまでがAIのアウトプットでどこからが人間の作業なのかも不透明になることに加え、上記の「品質のトレードオフ」に対する費用対効果の評価が難しい。

品質を最優先される場合は、タウ・トランスレーションなどが提供する従来の人間翻訳サービスのご利用をご検討されることをお勧めします。

ご参考:AI翻訳と人手翻訳の使い分けマップ

「誤訳ダメージの大きさ」と「AI翻訳との相性」を軸とした最適な翻訳戦略

AI翻訳と人手翻訳の使い分けマップ

<クリックで拡大>

  • 左上:AI翻訳との相性は良いが、誤訳ダメージが大きい → MTPE 推奨
    製品マニュアル、技術仕様書、SOP、FAQ など。スピードとコストを重視しつつも、 誤訳が事故やクレームにつながるため、人間によるポストエディットが必要な領域です。
  • 右上:AI翻訳との相性が悪く、誤訳ダメージも大きい → 人手翻訳 推奨
    契約書・規約類、法務・金融文書、医療関連文書、重要なプレゼン資料やブランドメッセージなど。 ニュアンスや一語の誤訳が致命傷になりやすいため、基本的には従来型の人間翻訳を推奨します。
  • 左下:AI翻訳との相性が良く、誤訳ダメージが小さい → AI翻訳を安全に有効活用
    社内チャット、事務連絡メール、社内向けの報告書や議事録、一般的なFAQ など。 AI翻訳をベースに、人間は必要に応じて軽く確認・修正する程度で運用できます。
  • 右下:AI翻訳との相性はあまり良くないが、誤訳ダメージは小さい → ラフ案・参考用に活用
    キャッチコピーのラフ案、クリエイティブ案のたたき台、社内共有用の参考訳など。 AI翻訳の限界を理解しながら、アイデア出しや方向性の検討に活用して問題ない領域です。

翻訳チームのご紹介

主任翻訳者・チェッカー

谷口翔平

タウ・トランスレーション代表取締役兼主任翻訳者。立教大学異文化コミュニケーション研究科博士前期課程にて3年間にわたり翻訳支援ツール(CAT)や機械翻訳を研究。翻訳者としての実務経験20年以上にのぼり、年間5000万円以上の案件にノークレームで対応した実績を持つ。

ネイティブチェッカー

Anthony Allan

1993年来日以来、英語講師、英語教育コンサルタントとしてキャリアを重ねる。また、文科省検定済高校英語教科書の編集委員も務め、50冊以上の英語テキストを執筆。東京都内の大学で非常勤講師として、コミュニケーション英語の講義を担当。

よくあるご質問

Q.

当社ではまだAI翻訳ツールを導入していません。AI翻訳を提供しなくても対応してもらえますか。

A.

はい。お客様からAI翻訳のご提供がない場合でも、弊社で対象テキストに対して最適と思われるAI翻訳ツールを使用して生成させていただきます(費用はかかりません)。

Q.

AI翻訳をそのまま使う場合と何が違うのですか?

A.

AI翻訳は、圧倒的なスピードとコストの安さが魅力ですが、完璧ではありません。文脈を誤読したり、専門用語に統一性がなかったり、事実と異なる情報を生成(ハルシネーション)したりすることがあります。ポストエディットは、こうしたAI翻訳の弱点をプロの目で補い、ビジネスなどで安心して使えるレベルにまで品質を引き上げます。

Q.

ポストエディットの費用は、通常の人手による翻訳よりどのくらい安いですか?

A.

A. ポストエディットは、ゼロから翻訳するわけではないため、通常の人手による翻訳より安価です。相場としては、人間翻訳の40~60%程度が目安です。ただし、原文の複雑さや専門性、AI翻訳の精度によって費用は変動します。

Q.

納期はどのくらい短縮できますか?

A.

AI翻訳がベースとなるため、大幅な時間短縮が可能です。AI翻訳とポストエディットを組み合わせることで、人手による翻訳の半分以下の納期で納品できるケースも少なくありません。お急ぎの案件や、大量の文書を短期間で翻訳したい場合に特に有効です。

Q.

どのような文書がポストエディットに向いていますか?

A.

A. マニュアル、仕様書などの定型的な文書
ウェブサイト、ブログ記事など、ボリュームが多くスピーディーな翻訳が求められる文書
社内文書、メールなど、迅速な意味の伝達が最優先される文書

一方で、文学的・文芸的性質の濃い文書、文化的配慮が必要となる文書、キャッチコピー、契約書などの法的拘束力を持つ文書は、そもそもAI翻訳には不向きなため、ポストエディットによって期待されたほどのコスト削減・納期短縮が実現できない場合があります。

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軽微なエラーや不自然な表現が残ってしまっていても大要が伝われば良い
誤訳・訳抜け・用語の不統一を極力なくし人間翻訳に近い品質にしてほしい

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スムーズかつ正確なお見積もりのため、可能であれば原文(お客様支給AI翻訳原稿もあれば)のファイルを添付してください。 ※10MBまで対応しています。10MB以上のファイルの場合はいったんファイル添付無しでお問い合わせください。

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